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  • 皐月野鷽

『先天性原形質』FAQ


 このページはシナリオ集『先天性原形質』に関する質疑応答集です。

 同シナリオ集並びに当サイトにて公開しているシナリオのネタバレを含むため、閲覧の際はご注意ください。

 お問い合わせはTwitterアカウント(@uso_jeje)まで。

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Q1.「いまいちな日々」に登場する出雲静、斉藤イブと「第3話 愚者の肋骨」に登場する出雲静、斉藤イブとの関係について

A.「いまいちな日々」については、「埒外の世界Ver.1.2(サイト公開版)」において今井千奈が生還した場合のイフストーリーとして執筆したものです。 『先天性原形質』とはNPCの名前以外の繋がりはございません。 出雲静、斉藤イブは名前と容姿(描写)が同一なだけの“全くの他人”であるとお考え下さい。 また、2つのシナリオは所謂“平行世界(パラレルワールド)”のようなものであるため、それぞれのシナリオの設定・背景等を混同しないようにご注意ください。

・いまいちの静は失語症を患っているという設定でしたが、愚者の静(春原違)が口を開かないのは何故でしょうか?

⇒基本的には上述の通りです。 ただ、「愚者の肋骨」における出雲静は、「万一オリジナルの違と面識のある人物に遭遇した際に、声音・口調などから同一人物であるとバレる危険性がある」と考え、口を噤んでいた……という裏設定があります。

・いまいちの静には両親がいる設定になっていましたが、愚者の静の普段の環境はどうなっていますか…? 1人暮らしでしょうか?

⇒一人暮らしです。 適当な安普請のアパートを借りて過ごしているようです。 また、オリジナルの違とは別居しており、なるべく関わらないようにしていました。 これは一緒に居るところを誰かに目撃され、二者の間に繋がりがあることがバレると不都合となるためです。

・いまいちのイブは父親の存在が示唆されていましたが、愚者のイブはその設定を引き継がない方が良いでしょうか?

⇒上述の通りです。 愚者における彼女は春原彰吾の分身に過ぎず、その他の人物との血縁関係は一切ありません。

Q2.オリジナルの彰吾や違が 木賀代やスティーブ・アレキサンダーの姿を借りていたように、斎藤イブや出雲静などのクローン個体にも「元となった人物(=立場を乗っ取られて殺されてしまった人物)」は存在したのでしょうか? また、シナリオ集93ページの記述「変異元の”青年”」というのは安全な棺に登場するスティーブの事を指しているという解釈で大丈夫ですか?

A:斉藤イブ、出雲静については元となった人物(殺害された人物)は存在しません。 クローンの容姿は雑誌やテレビ、あるいは道行く人々を観察・参考にし、それらの人物の要素をモンタージュのように組み合わせることで形成したようです。 また、違の項目に書かれている「青年」というのは、「安全な棺」に登場するNPC:スティーブ・アレキサンダーのことで間違いありません。 『先天性原形質』においては同作について言及しておらず、未読・未プレイの方を混乱させてしまうと考えたために明言はしませんでした。

Q3.【探索者4】がロストした場合の措置「上司」の項目の記述に「依頼人は非常に金払いが良い」という旨が記述されていますが、違の財源はどこなのでしょうか…?

A.5年前に木賀邸から脱走する際に、一部の貴重品(魔導書やマジック・アイテム)を持ち出していたようです。 違はそれらを売買することで元手を確保しつつ、“裏社会”との繋がりを作ることができたのです。 また、上述のスティーブ・アレキサンダーは著名なカードゲーム・プレイヤーであったため、口座には大会の賞金等が大量に遺されていたようです。

Q4.「イブ」の名前をつけたのは彰吾でしたが、「静」の名前は違が与えた物ですか?

A.その通りです。 基本的に“行動”を起こすのは違本人となるため、“静かな監視役”という意味を込めたのかもしれません。

Q5.違と静の連絡方法は何ですか? 「記憶や感情を共有している」との記述がありましたが、どの程度共有しているのでしょうか?

A.基本的には代⇔イブ間のやり取りと同様に、直接会うか、あるいは手紙・メール等により情報共有しています。 ただし、ある種のテレパシー能力のようなものが備わっていることも事実です。 「第1話 術師のレシピ」において、(原)虫ショゴスたちには「精神的な繋がりがある」という旨の記載があります。 あくまで裏設定ではあるのですが、「同一の個体から発生した原ショゴスは、テレパシーにより相互の位置や状況を把握できる」という特性があります。 具体的な思考・情報は伝達できないものの、もう一人の「居場所」、「健康状態(バイタルサイン)」、「精神状態(感情の起伏)」等は把握できるようです。 代とイブ、そして違と静も例外ではなく、このテレパシー能力を備えています。 違はこの能力を活かし、相互に分身に異常が無いか(“寿命”はまだ保つのか)確認しつつ、なるべく近づかないよう振舞っていたのです。

なお、「第2話 埒外の世界」の展開によっては、違が《門》を使って木賀邸を抜け出す前に探索者の手によって殺されてしまう可能性があります。 その場合には静と情報・感情を共有するタイミングがなくなってしまうため、このテレパシー能力を拡大解釈し、静が「埒外の世界」における違と探索者との会話内容等を把握できるものとしても構いません。 死期が迫ったことで能力がランクアップした……という風に解釈するとよいかもしれません。

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