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SCENARIO & OTHERS for the "Cthulhu"

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© 2019 染赤
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© 2019 天壌
先天性原形質 ~A Priori Protoplasm~

2021/12/24

■“ゲームマーケット”から始まる奇妙な物語
 現代日本を舞台とした3本のシナリオからなるキャンペーン。
 探索者たちはTRPGやボードゲームといった「アナログゲーム」に関わりの深い人物である。探索者たちがアナログゲームの祭典である「秋のゲームマーケット」に参加したことから物語は動き始める。
 「秋のゲームマーケット」「クリスマス・イヴのオフ会」「春のゲームマーケット」──探索者たちは移り変わる季節の中で、現代社会に“適応”したクトゥルフ神話の影を追うことになる。

■個別ハンドアウト(秘匿情報)による探索者の創造
 プレイヤーは個別のハンドアウト(事前情報の資料)を配布され、それに基づいて探索者を創造することになる。新たな職業のサンプル「高校生」をはじめとし、探索者の個性を彩る要素が多々盛り込まれている。

 また、ハンドアウトにはプレイヤー本人にのみ開示される「秘匿情報」も設定されている。各々が胸に秘めている事柄が、物語を紐解く上で重要な鍵となるだろう。

 2019年、5月執筆作品。本サイトにて公開していた『埒外の世界』を中核に据えたキャンペーンシナリオとなっております。
 元のシナリオからお察しの通り、全編通して難易度(ダメージや正気度喪失の数値設定)が高めです。心してかかりましょう。なお、探索者がキャンペーンの半ばで倒れてしまった場合、コラム記事「キャンペーンとして遊ぶには」を参照にして次なる探索者を創造することができますので、その点はご安心ください。
 1シナリオあたりのプレイ時間は、探索者を創造する時間を含まずに4~6時間程度となります。チャットセッションでは12~15時間程度でしょうか。3本のシナリオを全て遊ぶとなると、なかなかの日数を要すると思いますので、プレイグループ内でよく相談して日程を組みましょう。

 また、今回は「“新クトゥルフ神話TRPG”での遊び方他」と題した付録を添付してみました。本作を“新クトゥルフ神話TRPG(7版)”に変換して遊ぶ場合のプレイガイドのような内容となっていますので、これから新版に挑んでみたいという方は是非参考にしてください。
 また、「とあるハンドアウト」に対する追加要素も用意してみました。物語への没入感をより高めることができる内容となっていますので、気が向いたら採用してみてください。

※ファイルはZIP形式となっております。PCからのダウンロードをお願いします。ダウンロード可能な環境にない場合、お手数ですがTwitterにてお問い合わせください。
※『先天性原形質』のバージョンが1.1となっていますが、誤字・脱字等の修正をしただけで、内容自体は以前のままです。

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咬傷決裂
~R&R Vol.178「年少探索者の創造」採用可能シナリオ~

2019/12/6

 現代日本、とある夏の日の物語。
 市立図書館を訪れていた探索者たちは「夕暮れ倶楽部」なる小学生のグループと邂逅する。彼らは超常現象、怪奇現象について調査・研究する集まりなのだと自己紹介し、最近では「口裂け女」について調べているのだと語る。
 夕暮れ倶楽部メンバーとともに図書館からの帰路に就いた探索者たちは、そこで時代錯誤も甚だしい、ステレオタイプな「怪異」と遭遇することとなる。

 

「──わたし、きれい?」

 2019年、11月執筆作品。前作『七伏小学校の七不思議』に続く小学生シナリオ第2弾となります。今回は「口裂け女」をテーマにした物語です。
 前作同様、
『Role&Roll Vol.178』(新紀元社)の「アーカム計画」より、選択ルール「年少探索者の創造」を採用することも可能となっております(※『新クトゥルフ神話TRPG』で遊ぶ場合は『クトゥルフ2020』より「年少探索者の創造とプレイ」を使用してください)。
 シナリオの難易度(ダメージや正気度喪失の数値設定)は上の下くらい。現代日本のシナリオとしては比較的高い方ですのでご注意ください。
 プレイ時間は探索者を創造する時間を含まずに5~6時間程度、チャットセッションの場合には15時間程度となるでしょう。


 探索者たちの発想と決断次第でシナリオの展開は大きく異なってくると思いますので、キーパー・プレイヤーともにある程度アドリブを交えつつ遊んで頂ければ幸いです。

 

 なお、「BOOTH Festival アナログゲーム回3」への参加作品であったため、下のボタンはBOOTHのダウンロードページへリンクするように設定しています。

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七伏小学校の七不思議
~R&R Vol.178「年少探索者の創造」採用シナリオ~

2019/7/31

 現代日本、とある夏の日の物語。
 市立七伏小学校に通う“年少探索者”たちは、友人である鷲谷信彦に誘われて真夜中の小学校を訪れることとなる。鷲谷はオカルト趣味に没頭しており、七伏小学校に伝わる七不思議の調査──平たく言うと“肝試し”をしないかと持ちかけてきたのである。

 「最近暑いよね──ちょっと背筋の凍るようなことしてみない?」

 2019年、7月執筆作品。サイトでの更新はかなり久しぶりですね。

 こちらのシナリオは『Role&Roll Vol.178』(新紀元社)の「アーカム計画」より、選択ルール「年少探索者の創造」を採用したシナリオとなっております(※『新クトゥルフ神話TRPG』で遊ぶ場合は『クトゥルフ2020』より「年少探索者の創造とプレイ」を使用してください)。少年少女による一風変わった『クトゥルフ神話TRPG』をお楽しみください。

 シナリオの難易度は中の下くらい。年少探索者向けとはいえ、ある程度以上の“生命の危機”が待ち構えていますのでご注意ください。

 プレイ時間は探索者を創造する時間を含まずに4~6時間程度、チャットセッションの場合には15~20時間程度となるでしょう。いささか情報量が多いかもしれませんが、自由な発想で楽しんで頂ければ幸いです。

 なお、各教室の描写・小学校の見取り図等は“小学校シナリオの汎用素材”として活用できそうな造りとなっています。「七伏小学校のシナリオを書いてみたい!」という方がいれば、是非気軽にお問い合わせください。

クトゥルフ神話TRPG,埒外の世界,いまいちな日々,シナリオ,CoC
いまいちな日々

2017/7/16

 現代日本、夏。探索者達は大学生、あるいは大学に所縁のある人物である。
 探索者の共通の友人であり、大学のTRPGサークルに所属する今井千奈(いまい ちな)という女性が、部長である木野座真(このざ まさ)の命を受け、とある稀覯同人誌を探すことになってしまった。
 探索者たちは個性的なTRPGサークル『うす塩少女』のメンバーと親交を深めながら、第1回のコミックマーケットで数部のみ販売されたと噂されている、 “幻のTRPGシステム”を探すために奔走する
こととなる。

 2017年、6月執筆作品。コミケを題材にした、どことなく素っ頓狂なシティシナリオです。難易度は中の下くらい。大学生たちの“慌ただしい日常風景”に主眼を置いているため、戦闘や正気度喪失の場面はさほど多くありません。

 プレイ時間はキャラ作成を含まずに3~4時間程度の見込みです。チャットセッションでは、12~15時間程度となっております。

 

 NPCが多数登場しますが、キーパーは自由に設定を変更、あるいは新規のNPCを用意することで、自分好みに“お祭り騒ぎ”の状況を演出してもらって構いません。別シナリオで使用した自分の探索者を登場させることも可能です。

 一部に暴力的・グロテスク描写が含まれています。また、実在の人物名・組織名・イベント名を用いていますが、当シナリオはフィクション作品であり、現実の人物・組織・イベントとは一切関係ありませんのでご了承ください。

安全な棺

2016/12/11

 現代日本、師走の候。探索者は、暗闇の中で目を覚ます。

 就寝前の記憶が曖昧であった。

 周囲を確認した探索者は、恐ろしい事に気がつく。

   『―――自分は、棺桶の中にいる』

 2016年、11月執筆作品。難易度は中の中くらい。ソロプレイを想定した、脱出ゲームのようなショートシナリオです。プレイ時間は、キャラ作成を含まずに1時間弱程度です。チャットセッションでも2時間程度ですので、気軽にプレイできると思います。

 純粋な“クトゥルフ神話TRPG”とは言えないかもしれませんが、短時間で恐怖と怪奇を味わいたい方に向けたシナリオです。プレイヤーは勿論、キーパーも簡単に開催できるシナリオだと思いますので、キャンペーン期間中の空いた時間にでも、頭の体操として遊んで頂ければと思います。

 また、「ダブルキャスト制(二人一役での参加)」についても言及しています。他のソロシナリオでも有効かもしれませんので、自由に引用してもらって構いません。二人でパズルのピースをはめていくような探索を体験できます。

 閉塞的な空間を扱ったシナリオですので、閉所恐怖症の方はご注意ください。

埒外の世界

2016/10/12

 現代日本、東北地方、季節は夏。探索者達は、年の離れた友人である、木賀代(きが かわる)からパーティへの招待を受け、彼の家に宿泊することとなる。郊外の森の中、古風で趣のある館、そこが舞台となる。立派な館で余暇を楽しみつつ、夜半の宴を待つ探索者達。しかし、突如として発生した悍ましき出来事の奔流に、飲み込まれていくこととなる。恐怖に怯えながらも探索行を続けるうちに、館内の人々は、とある“奇妙な一致”に気がついていく。

 2016年、9月執筆作品。難易度は上の中くらい、舞台が「洋館」ということで、クラシックな「クローズド・サークル」ものと言えるかもしれません。プレイ時間は、キャラ作成を含まずに3~4時間程度です。チャットセッションだと、15~18時間程度はかかると思われますので、連休などを狙ってプレイしてみてください。

 登場する神話生物の規模、館内のギミック等により、発狂率は著しく高くなっています。正気度の低い探索者(概ね40以下)は、永久発狂もあり得るでしょう。また、探索者並びにNPCの死亡率も高いため、参加者全員に「高難易度の卓である」ということを周知の上、募集・セッションに臨むようにしてください。

 NPCが多く、それぞれが個性的な性格・特殊な「動き」をするため、キーパーリングは少々難しいかもしれません。逆に言えば、キーパーサイドも好きなようにロールプレイをし、探索者達と交流できるため、そのような傾向を好まれる方にオススメです。

 グロテスク描写、インモラル描写が割と強めですので、ご注意ください。​

 また、文字数がやたらと多いため、まずは斜め読みで「自分の肌に合うか」を確かめてから、2週目を読んで頂ければ幸いです。

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